日本史上一番といっても過言ではないほど個性的なファーストレディ、安倍昭恵。

そんな彼女ですが、一言では言い表せないほど壮絶な人生を送ってきました。

今回はそんな彼女の人生について振り返ってみたいと思います。

プロフィール

生誕 1962年6月10日

出身地 東京都

学歴 立教大学大学院修了

配偶者 安倍晋三(1987年 – 2022年死別)

親 松崎昭雄(父)

昭恵は1962年に東京都にて長女として生を受けました。

後に弟の勲が生まれます。

父は立教大学経済学部卒で大手食品メーカーの森永製菓の社員の松崎昭雄であり、後に森永製菓の社長にまで登り詰めます。

なお昭恵という名前は、父親の昭雄から一文字拝借して付けられました。

昭恵が生まれた松崎家は森永製菓と深い関係のある家柄であり、その繋がりは昭恵の曽祖父の松崎半三郎の頃からのものです。

半三郎は立教学院卒業後貿易会社を設立し、一代で富を築き上げました。

半三郎が31歳の時、森永西洋菓子研究所の森永太一郎と運命の出会いを果たします。半三郎は森永に惚れ込み、森永と協力して森永西洋菓子研究所を大きくしていきました。

後に半三郎は森永製菓の社長にまで登り詰めます。

祖父の松崎一雄も立教大学商学部卒業後やはり森永製菓に入社し、森永製菓の相談役にまで登り詰めました。

また弟の勲も立教大学経営学部経営学科を卒業後に森永製菓に入社し、現在は新規事業開発部長を務めています。

昭恵は専門学校卒業後電通に入社し、そこで新聞雑誌局で勤務していました。

そこで昭恵は宴会部長などと言われて上下を問わず慕われており、また仕事ぶりも評判でした。

そんな中上司から当時安倍晋太郎の秘書官を務めていた安倍晋三を紹介され、二人は会う事になりました。

そこで二人は意気投合し、1987年6月に見事ゴールインしました。

昭恵は結婚を機に電通を寿退社し、その後は安倍を支えるために家庭に入りました。

学歴がヤバい?

昭恵は3歳になると、幼稚園受験をして聖心女子学院附属幼稚園に入園しました。

そしてそのまま聖心女子学園初等部、聖心女子学園中等部、聖心女子学園高等部と内部進学をし、生粋のお嬢様として育ちました。

初等部時代は父親の存在感とは裏腹に、あまり目立たない児童であり、周囲に合わせてばかりの子どもだったとのことです。

中等部に進学してもそれは変わらず、部活動にも入ることなく大人しい生徒でした。

そんな昭恵ですが、高等部に進学すると大きく変わり、ディスコに通うなどの夜遊びを繰り返すようになりました。

そこで悪い仲間と知り合った影響もあってか、髪もソバージュにしてセーラー服のボタンも外すようになり、学校でも有名な不良少女になりました。

当然勉強はほとんどしておらず、授業中はいつも睡眠時間にあて、定期テストの点数もいつも進級ギリギリで乗り切っていました。

このような事情もあってか聖心女子大学への進学を教師から断念されるように説得され、同じく系列校の聖心女子専門学校英語科に進学しました。

専門学校進学後は東京大学広告研究会というサークルに出入りするようになり、そこではマドンナとして扱われていたのです。

昭恵は卒業後大学への編入を望んでおり、聖心女子大学や筑波大学などの編入試験を受けましたが、いずれも不合格でした。

昭恵は得意の英語を活かして一旦アメリカに留学して箔を付けてから編入試験に再チャレンジするつもりでしたが、父親のコネによって大手広告代理店の電通への入社が決まったことにより、そのまま社会人としてデビューしました。

このような経緯もあって昭恵は学歴コンプレックスを抱えるようになり、2009年に立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科の修士課程に進学しました。

昭恵の実家の松崎家は立教大学と深い関係があり、そのこともあって昭恵は「大学を出ていないのに大学院に行くなんて裏口入学に違いない」などの批判を浴びました。

しかし日本の大学院は大学さえ認めれば大卒の資格がなくても入学できますので、明らかな貰い事故です。

その後も昭恵は勉学に励み、2011年に「ミャンマーの寺子屋教育と社会生活—NGOの寺子屋教育支援—」という修士論文で修士号(比較組織ネットワーク学)を取得しました。

現在

2022年7月8日、奈良市の大和西大寺駅にて選挙演説を行っていた安倍が銃撃され、そのまま意識が戻ることなく夕方に死去しました。

その後昭恵は生前安倍が率いていた清和政策研究会の会合にて感謝の意を伝えたりするなど、死後の後始末に奮闘し、休まらない日々が続いています。

また安倍の死去によって空席となった山口4区の補欠選挙が来年4月に行われ、安倍晋三事務所はその後継を巡って東奔西走しています。

もちろん昭恵にも出馬依頼がありましたが、昭恵はそれを固辞し一個人として今後は生きていく事を表明しました。

とは言え選挙は直前になるまで分からないものですので、今後の動向には目が離せません。

いかがでしたか?

昭恵が大学に進学できなかったのは少し意外でしたね。

人生はまだまだ長いですので、これからも元気に活躍してほしいものです。