元プロレスラーのキラー・カーンさん。
独特の風貌で人気のプロレスラーでしたが、同じくプロレスラーだった長州力さんとの対立があったとか?
今回はそんなキラー・カーンさんのプロフィールや長州力さんの対立、そして現在の様子などまとめてご紹介しましょう。
プロフィール
まずはキラー・カーンさんのプロフィールからご紹介します。
・本名:小澤正志(おざわまさし)
・生年月日:1947年3月6日
・出身地:新潟県
・身長:195センチ
・体重:140キロ(全盛時)
中学時代はバスケットボール選手を夢見て、新潟市立白山高等学校体育科に入学しますが、挫折して1年の時に中退。
その頃から恵まれた体格をしており、力士になるべく春日野部屋に入門しています。
1963年に初土俵を踏んだということですね。
このころは身長186センチ、体重90キロと力士としては軽量だったそうですよ。
力士としては伸び悩み、1970年5月場所を最後に廃業しています。
その後1971年に日本プロレスに入門。
1973年4月に新日本プロレスに移籍し、その巨体から海外でも通用する大型選手と期待されていたそうです。
1979年にアメリカ本土に進出し、キラー・カーンに改名。
毛皮のベストとモンゴル帽子をコスチュームとしたモンゴリアン・スタイルを確立しています。
1970年代末から1980年代にかけて、WWFやアメリカ、そしてカナダで実績を築き、国際的な成功を収めたプロレスラーでしたね。
大型ヒールとして大活躍していたと言って良いでしょう。
長州力との対立
1980年代に悪役レスラーとして活躍していたキラー・カーンさん。
当時のプロレス界は分裂や離散集合の繰り返しだったそうです。
また、アントニオ猪木さん、坂口征二さん、長州力さんとの確執があったと言われていますね。
引退後に、キラー・カーンさんは「長州だけは許せない。あいつと同じ職業ということに嫌気がさしたんだ。私の失敗はジャイアント馬場ではなく、アントニオ猪木を選んだこと」と発言していました。
長州力さんの事は本当に嫌いだったらしく、生理的に受け付けないという事ですよ。
長州は金の事ばかり考えて、プロレスラーではないという発言もあったようです。
キラー・カーンさん曰く、長州力さんは三流のレスラーだということ。
お互いがプロなんだから、持ちつ持たれつで観客に見せなければいけないという考えがあったようです。
プロレスは素手で殴り合う、お互いの信頼関係がなければ試合が成立しないということですね。
キラー・カーンさんはアンドレ・ザ・ジャイアントさんとは信頼出来るものがあり、試合が楽しかったと言う事です。
反対に長州力さんとの試合は楽しめず、長州力は三流のレスラーだと確信したとも話していました。
長州力さんが全日本プロレスから新日本プロレスに誰にも話さずに戻る交渉をしていて、「俺たちはこれからも一心同体だ」と長州力さんが発言をしながら、結果は新日本からの移籍金に目がくらみ裏切ったという出来事があり、それが許せなかったというのもあるようです。
1987年にプロレスを引退していますが、その引退理由も「あんな長州みたいなクソ野郎と一緒のプロレスラーと同じに見られるのは耐えられないから」ということですよ。
長州を真剣に殺そうと考えていた。
気がついたら庖丁を握っていたということもあるようなので、本当に嫌いだったんでしょうね。
っていうか実行にうつさなくて本当に良かったと思います。
現在
1987年にプロレスラーを引退し、1989年から東京都新宿区に「スナック カンちゃん」を開店。
その後、新宿六丁目に移転し、ちゃんこ料理を主にした「ちゃんこ居酒屋 カンちゃん」を経営していました。
他にも足立区にも店を構えていたということで、経営者として生活していたようですね。
2015年9月には、歌舞伎町に「歌謡居酒屋 カンちゃん」もオープンしていました。
経営者というだけでなく自らがホールスタッフとして接客していたそうですよ。
2005年には「ふるさと真っ赤か」でCDデビューし、バラエティ番組にも出演。
2014年雪道で滑って転倒し頸椎を損傷し、「手術をしても99%車いす」と言われ、自殺も考えたということです。
しかし、その後手術をし、苛酷なリハビリを行い日常生活が出来るぐらいに回復。
こういったところが元プロレスラーというか、自分を鍛えるとかいじめる事が出来るんでしょうね。
2016年8月に、歌舞伎町の店舗を閉店しますが、新宿区百人町に「居酒屋カンちゃん」を新規オープン。
来たお客さんとプロレスラー時代の話をすることもあり、色々な暴露話もしていたそうですよ。
その話をまとめて「蒙古の怪人キラー・カーン自伝」を出版しています。
居酒屋も経営は順調だったと思いますが、2021年5月に閉店。
この閉店理由はトイレ目的やゴミを放置する人等、マナーの悪い客が多く嫌気がさして閉店を決意したそうです。
キラー・カーンさんは、曲がった事が大嫌いという性格の様で、辞めるときはスパッと辞めるということで、大変頑固なんだと思いますよ。
そんなキラー・カーンさんですが、2022年ガンの手術をして成功したことをYouTubeで報告していました。
また、2023年に居酒屋「カンちゃんの人情酒場」を西新宿でオープンし、今もお店に立っていると言うことで、元気ですね。
尾崎豊さんも愛した名物・カンちゃんカレーも食べられると言う事ですし、プロレスの話も出来るようなので、当時のプロレス界の事を知りたかったら是非お店に行ってくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。