事故で脊髄損傷
さて、滝川さんは、2017年9月15日に、出演していたドラマ『弱虫ペダルSeason2』(BSスカパー!) の撮影中に自転車で転倒し、負傷してしまいます。
ドクターヘリで搬送されすぐに手術を行いましたが、脊髄損傷という診断を受けました。
滝沢さんは、事故の瞬間を「「ヤベェ!!」一瞬の出来事でした」と振り返ります。
手術の末、何とか一命はとりとめたもののさまざまな医療器具に囲まれながらベッドに横たわる痛々しい自身の姿に「全く現実を受け入れられませんでした」コメントし、写真を公開しています。
2018年5月現在の滝川英治氏の状態をまとめると「 左腕と指先が動かせるが全身は動かせない 」という状態だと言うことのようです。
ちなみに骨の個数を表す頚椎は7個だが、骨の中の中枢神経を表す頸髄の個数は、8つに分類されるそうです。
さて、滝川英治さんの脊髄損傷レベルですが、上記の症状を鑑( かんが )みるに脊髄損傷ではなく、プロレスラーの高山善廣氏【 51 】と同じ「 頸髄【 けいずい 】損傷 」ではないかとも考えられます。
現在の滝川英治氏の容態からみる脊髄( 頸髄 )損傷レベルは、「 C8:頸髄の8番目からT1:胸髄の1番目 」の辺りだと考えられると言われている方もいらっしゃいます。
脊髄損傷レベルで上肢の麻痺が有る滝川氏は頸髄部分から( C8から上 )の部分も損傷しているものと思われます。
やはり、ファンの方々の最大の関心事は「 滝川さんは今後の治療で完治するのか? 」という可能性ではないでしょうか。
まずは脊髄損傷という症状自体が、回復可能なのかということですが、「脊髄を含む中枢神経系は末梢神経と異なり、一度損傷すると修復・再生されることは無い。現代の医学でも、これ( 脊髄損傷 )を回復させる決定的治療法は未だ存在しない。」
滝川さんにはお気の毒だが、非常に厳しい現実を言い表しています。
そもそも、脊髄損傷とは、どのような症状なのかといいますと、冒頭でも述べたように医学的な見地からは、脊髄損傷の患者が完治する見込みは限りなく0に近そうです。
「脊髄は脳と同じ中枢神経なので、一度傷つくと二度と再生することができません。」
《 脊髄損傷の受傷原因 》
交通事故:43.7%
高所からの落下:28.9%
転倒:12.9%
打撲・下敷き:5.5%
スポーツ:5.4%
その他3.6%
末梢神経とは脊髄から枝分かれした神経のことを指すが、この部位の損傷であれば、完治でなくとも回復の可能性はあります。
現在の姿
滝川さんは、「「信じられへん・・・」「うそやろ・・・」「脊髄損傷?」「なんやねんそれ」「俺の体どうなんねん」生死さ迷う中 999年分泣いた」と苦悩したそうですが、「1000年分の涙が陽光に照らされた時、俺の中で何かが変わりました。心が何故か穏やかで前を向き進みはじめようとしたんです」と意識が変わり始めたことを語っています。
厳しい後遺症と闘いながら、約1ヶ月後には左親指が微かに動きだすまでに至ったそうです。
今は人工呼吸器も外れ、左腕は徐々に動かせる範囲が広がってきたと報告しています。
右腕も昨年末から感覚が出てくるようになり、「ほんのミリ単位で」動かせる範囲が広がってきているという。
しかしながら指を動かすことはまだ難しく、自身のブログの更新は、口を使って書いていることを初めて明かしました。
ブログの最後では「家族、親戚、友人、ドラマ「弱虫ペダル」関係者、ファンの皆さん、たくさんの応援してくださる方々、本当に感謝しています」と謝辞を述べ、「自分は今日一日を精一杯生きてます!過去は過去 これから新しい我がみちを作っていきます 自分だけの真っ直ぐな道。そして、それは誰もわからない未知なるもの『ゼロからスタートや!』」と熱くつづりブログを締めくくっていました。
この投稿にファンからは「辛く大変なことも多いかと思いますが、お身体が良くなることをお祈りしております」「壮絶な体験をされたのですね。それを克服されようと励んでいらっしゃる滝川さんのお姿には感動するばかりです。」「兎に角、目の前の課題を1つ1つクリアできるように頑張って下さい。若さと情熱があれば、滝川さんなら大丈夫だと思います。」などの激励のコメントが600件以上寄せられているそうです。
今回の事故で滝川さんから学ばされたのは、絶望的な状況でも決して諦めない不屈の精神強さと、口だけを使ってでもブログ記事を更新する執念です。
昨年の滝川氏の脊髄損傷の受傷は不慮の事故でした。
治療の先行きが非常に厳しいなかで、滝川さんの身に起こる奇跡を願いましょう。