藤沢とおる氏による漫画が原作の国民的ドラマ『GTO』

1998年にテレビドラマとして初めて放送され、その後長年に渡り人気ドラマシリーズになってます。

中でも豪華な初代キャストについて、振り返りそこには衝撃の事実が…。

どんなドラマ?

元暴走族のリーダーの鬼塚英吉は高校を中退後、大検を受け三流大学の優羅志亜(ユーラシア)大学に入学し、7年かけて卒業した。

そんな彼は高校教師になるのが夢だったが、実際は教育に情熱を持っているわけではなく、ただ単に教師になりたいというだけで、女子高生とつき合うことも期待し、楽しく生きられるといったものであった。

そんなある日、鬼塚が普段通りにアルバイトをしていると、鬼塚の親友で警察官をしている冴島龍二が、私立高校・武蔵野聖林学苑の教員募集のパンフレットを持ってきた。

千載一遇のチャンスとなった鬼塚は応募し、聖林学苑の面接に向かうが、面接官の内山田ひろし教頭と、学年主任の中丸浩司からは邪険な扱いをされた挙句、退学させられた生徒に対する内山田の態度に腹を立て、回し蹴りを食らわす。

しかし、そんな無茶苦茶だが目先の理屈よりも「ものの道理」を通そうとする彼の行為に、武蔵野聖林学苑の理事長・桜井あきらが目をつけ、ある事情を鬼塚に明かして採用する。

その事情とは、武蔵野聖林学苑は伝統ある自由な学苑だと思われているが、内情は、イジメ・登校拒否・暴力などの問題だけでなく、生徒や先生たちにも問題があるなど様々な複雑な問題が山積みであった。

それらの問題を、桜井一人ではもう抱えきれなくなっていた。

そこで、それらの問題を解決できる教師は鬼塚しかいないと思い、彼を非常勤として採用した。

この無茶苦茶な鬼塚が、様々な問題に真っ向からぶつかり、豪快な力技で解決してくれることに一縷の望みを託した。

初代キャスト

反町隆史(鬼塚英吉役)主人公。

2年4組の担任で担当教科は社会科。

暴走族の元リーダーで、神奈川の暴走族2000人を1人でまとめ上げたという伝説を持つ。

松嶋菜々子(冬月あずさ役)ヒロイン。

北海道出身で、早稲田大学第一文学部卒業の英語担当の教師。

当初、スチュワーデス志望だったが採用されず教師になった。

・中尾彬(内山田ひろし役)教頭。

文部省やPTAなどの組織に弱く、これに関係する人の前ではやたらとペコペコする。

・白川由美(桜井あきら役)校長兼理事長。

内山田が頭の上がらない唯一の存在。

元々は理事長専任だったが、前任の校長が辞めたことに伴い、校長も兼任している。

・近藤芳正(中丸浩司役)学年主任。

想定は東京理科大学卒の理科。内山田の腰巾着でもある。

・藤木直人(冴島龍二役)鬼塚と同じ元暴走族で親友。

警察官で階級は巡査。

鬼塚とは普段は口ゲンカ仲間だが、時には鬼塚をサポートする一面もある。

・希良梨(水樹ナナコ役)両親が金持ちで裕福であるが、家では互いに別々の生活をしており、家庭内別居状態であった。

下着姿になって鬼塚を誘惑したこともある。

・池内博之(村井国雄役)教師イジメの参謀。

成績優秀でスポーツ万能。

水泳や陸上競技は袴田より優れている。

母子家庭で極度のマザコン。

クールな性格である。

母はトラックの運転手(村上里佳子)。

・窪塚洋介(菊池善人役)2年4組きっての天才。

教師イジメの黒幕(リーダー)。

天才児であると同時に問題児でもあるため、教師にとっては非常に扱い難い存在である。

・中村愛美(相沢みやび役)2年4組きっての問題児。

教師イジメの中心であり、母は教育評論家でPTAの会長。

・小栗旬(吉川のぼる役)みやび、月島、大島の3人から日常的にイジメを受けており、耐えかねて学校の屋上から飛び降りようとしたことがある。

今では考えられないが、白ブリーフ1枚での、いじめられるシーンもあります。

キャストの現在(2020)

この初代「GTO」の放送は1998年で、今から20年前になります。

当時、主人公で鬼塚英吉役の反町隆史さん、冬月あずさ役の松嶋菜々子さんは、共に25歳でした。

その後、この共演がきっかけでお二人は結婚されました。

それでは現在の初代キャストたちは、どのように過ごされているのでしょうか。

ほとんどの方は、今現在も俳優として活躍されていますが、何やら壮絶な体験をされた方もいらっしゃるようです。

まずは希良梨さん(水樹ナナコ役)、2000年に宮頸がんに罹患し休業することに。

その後台湾に活躍の場を移し、台湾人男性と結婚しています。

内博之さん(村井国雄役)は、現在も様々なドラマや映画で活躍中です。

最近では、中国や韓国の映画などにも数多く出演しており、アジアでその名を広めています。

窪塚洋介さん(菊池善人役)は、マンション転落事故以降一気に見かけなくなりましたが、最近はまた復活され、レゲエDeeJayとしても活動したり、映画「ヘルタースケルター」では、沢尻エリカさんの恋人役を熱演しています。

中村愛美さん(相沢みやび役)は、撮影当時なんと中学生だったそうです。

そんな彼女は、デビュー前の不適切な交際やブルセラ(下着販売)が2001年7月、雑誌『ブブカ』に掲載されブルセラ自体は犯罪ではないのですが、やはり女優としてのイメージが悪くなるので、これが理由で所属事務所を解雇されています。

現在も、女優として舞台や映画などに出演しているようです。

そしてこのドラマで最も売れた人といえば、当時いじめられ役でまだ小さく幼かった小栗旬さんです。

今や、30代俳優のトップに君臨し、20代・10代からは憧れられる先輩の1人になっています。

ここ数年は年齢を重ねた分、渋さが増して益々カッコ良さに磨きがかかっていますよね。

1998年放送から、20年…。

初代キャストを振り返ってみますと、このドラマ共演がきっかけで結婚された、反町隆史さんと松嶋菜々子さんご夫婦は今もなお、ラブラブとのこと。

そして、ほとんどの方は今でも俳優として、活躍されています。

そんな中、当時いじめられ役で今とは印象が全く違う小栗旬さん。

この衝撃の事実に、誰もが驚きましたよね。