アテネ五輪で、男子ハンマー投げにて金メダルを受賞した室伏広治さん。

今年開催された東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会スポーツディレクター・理事も務められています。

そんな室伏広治さんですが、悪性の病気が発覚!

その症状がヤバすぎると話題になっていますが…。

現在どんな状態なのか調べてみました。

プロフィール

名前:室伏広治(本名:室伏アレクサンダー広治)

生年月日:1974年10月8日

血液型:A型

出身地:静岡県沼津市

【経歴】

日本人の父と、ハンガリー系ルーマニア人の母を両親にもつ室伏広治さん。

下に妹さんがおられますが、室伏広治さん同様、ハンマー投げの女子代表で、日本記録保持者である室伏由佳さんです。

室伏広治さんは、アテネ五輪で、男子ハンマー投げ金メダルを受賞されています。

更に、室伏広治さんの凄いところは、世界陸上でも金メダルを受賞されているんですね。

陸上・投てき種目の両方で金メダルを受賞されたのは、アジアでは室伏広治さんのみという凄い記録をもたれているんです!

現在は、第一線から引退されている為、現役選手ではありませんが、スポーツ科学者や東京医科歯科大学教授スポーツ長官などを務められています。

また、今年開催された東京オリンピック・パラリンピックの競技大会組織委員会スポーツディレクター・理事も兼任されるなど、裏方に回り選手たちをサポートされています。

【獲得メダル】

オリンピック

2004年 アテネ五輪  ハンマー投 金メダル

2012年 ロンドン五輪 ハンマー投 銅メダル

世界陸上選手権

2001年 エドモントン 男子ハンマー投 銀メダル

2003年 パリ     男子ハンマー投 銅メダル

2011年 大邱     男子ハンマー投 金メダル

アジア大会

1994年 広島   ハンマー投 銀メダル

1998年 バンコク ハンマー投 金メダル

2002年 プサン  ハンマー投 金メダル

今の病気の症状

今年、発覚した室伏広治さんの病気!

それは悪性リンパ腫でした。

悪性リンパ腫といわれても、どんな病気なの?と思われるかもしれませんので、簡単にご説明させていただきますと「血液がんの1つ」です。

白血球の中のリンパ球ががん化したものを、悪性リンパ腫と呼び、白血病とは別の病気になります。

リンパには、B細胞やT細胞、NK細胞など、多種の細胞がありますが、細胞ががん化してしまい無限に増殖してしまうんですね。

リンパ腫なので、発生する部位は、リンパ系組織と、リンパ外臓器(筋外臓器)の2つにわけられます。

若い方~高齢者までと、年齢の幅が病気なんですね。

遺伝的なものから、高齢による免疫低下からウイルス感染と繋がってかかるなど、様々な原因があります。

本来ならリンパ内でがんが生まれても、免疫細胞が排除してくれるものなのですが、免疫力が落ちているとがん細胞が増え続けてしまうんですね。

初期症状としては、首や脇の下、足の付け根など、一般的にリンパが溜まりやすい場所といわれているあたりに「痛み」や「しこり」が現れます。

痛みがないため、気づきにくいものになっているんですね。

進行していくと「発熱」「倦怠感」「体重減少」「皮膚の赤み」「腫れ」「かゆみ」「嘔吐」など、様々な症状が現れだします。

重症化するケースですと「気道閉塞」や「血流障害」「麻痺」なども引き起こしてしまう病気なんです。

ただ、悪性リンパ腫でがんの一種といっても治療法がなかったり、治らないといった不治の病的なものではありません。

治療法もありますし、経過観察だけで治療する必要性がない場合もあります。

室伏広治さんの場合、病気の発覚が4月でした。

その時点で、スポーツ長官など、様々な公務もこなしながら治療していくとの事でしたので、重症化ほどではないと考えられます。

ただ、個人情報に関わる為、詳しい病名や進行状況など分かりませんが…。

かつて「鉄人」と呼ばれる程、屈強な体格で健康そのものだった室伏広治さんがかかってしまったからこそ「余命」といったキーワードも検索されているようですね。

これには「1万人に1人がなる脳腫瘍の中で約3%」という稀な病気である事。

また、同じ病気に俳優の松方弘樹さんがかかっていた事。

などから、室伏広治さんも「もしかしたら…」と思われているようです。

ただこちらの病気は、あくまでも報道内容から得た推測による見解でしかなく、実際に診断された病気ではありません。

例えこちらの病気だったとしても、若い程治療効果が高いそうです。

室伏広治さんならまだ40代ですから、早期治療効果が望めます。

現在の姿

病気が発覚後も、公務を続けられている室伏広治さん。

2014年に就任した東京オリンピック・パラリンピックの大会組織委員会スポーツディレクターも継続されています。

放射線治療・投薬が中心となる悪性リンパ腫。

自覚症状がない為、分かりづらい病気ですが、不治の病ではなく、治療法がある病気です。

事実、日々の公務も治療と並行して行っていらっしゃるので、余命を心配する必要はなさそうです。

少しでも早く回復し、一日でも早く元通りの健康なお身体に戻って頂きたいですね。