「よーしよしよし」などとあやしながら時には危険そうに見える動物とも超至近距離で戯れ、21年間続いた人気動物バラエティ番組『ムツゴロウとゆかいな仲間たち』でお馴染みだったムツゴロウさん。

ある時からテレビで見かけなくなりましたが、彼がその間にどうなっていたのかについてご紹介します。

ムツゴロウのその後

先に結論から言うと、ムツゴロウさんこと畑正憲さんは2023年4月5日に亡くなっています。

原因は心筋梗塞で、87歳でした。


長女の風花さんが報道が出た後にブログで言及しており、

「本当に今にも『どっきりでしたー!』と起き上がりそうなぐらい安らかな表情です。犬や猫たちが『遊んでよー』と寄り添っております。」と綴っています。

番組終了後

20年以上続いた『ムツゴロウとゆかいな仲間たち』という番組ですが、この番組が終わってからムツゴロウさんはあまりテレビなどで見かけなくなりました。

ここで、ムツゴロウさんがメディアで見かけなくなったその後を振り返っていきたいと思います。

ムツゴロウさんは、かつて数多くの動物たちと共に「ムツゴロウ動物王国」で暮らしておられました。

そんな中、晩年は北海道の中標津にある大自然に囲まれたログハウスで、妻と馬の世話をする従業員と共に生活。

大型犬の「ルナ」と猫の「マヤ」も一緒でした。

2020年からはYouTubeでチャンネルを開設し、自身の半生や動物との思い出を発信。


そして2022年8月には、12年間寄り添った愛犬のバーニーズ「ルナ」が旅立ったとのこと。

70歳を過ぎてからは動物への愛情が薄れてしまったという噂がありますが、ムツゴロウさん自身がそれを完全に否定。

それは動物が嫌いになったからではなく、むしろ動物との距離を置いて楽しめるようになったからなのだと話しています。

また、2017年7月に取材を受けた時は、「動物とベタベタしているだけ」と批判されたことにも言及。

これについて、「ベタベタするところから何かを見つけ出そうと努めてきました。人間性を捨て去り、動物により近づきたいという思いがあったのです」と答えています。

テレビ番組の収録でブラジルのサンパウロにある動物保護施設を訪れた際、ライオンと接触した際に右手中指の第一関節から先を噛みちぎられてしまったこともあったムツゴロウさん。

常に危険と隣り合わせの状況で動物と触れ合い、真剣に関わる中で客観的に一歩引いて愛することを学んだのかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?

テレビにあまり出なくなってからも、北海道で愛する家族やスタッフと共に過ごし、ムツ牧場を開いたり個展を開催するなどして、別の方面で精力的に活動していたムツゴロウさん。


この世を去って、2024年時点で1年ほど経過しましたが、思い出すと寂しくなってしまいますね。

しかし家族に見守られながら旅立てたことは、何よりの幸せだったことでしょう。