旦那が死去

認知症の妻である大山のぶ代さんを一人で長年献身的に、自宅で介護をされてきた砂川啓介さんは尿管癌を発症し、闘病のためやむおえず、大山のぶ代さんを老人ホームに入所させました。

しかし、砂川啓介さんはまだ希望を捨てないと仰っており、認知症の新薬の誕生に期待を寄せています。

そうしたことから砂川さんが病気に打ち勝った際には、きっと大山のぶ代さんをまた自宅で介護しようと思っていたに違いありません。

ですが、それは叶わぬ願いとなってしまい、認知症の妻・大山のぶ代さんを残して先立たれてしまいました。

2017年7月、砂川啓介さんが尿管癌のため、80歳で死去されました。

大山のぶ代さんは当時、旦那さんの葬儀へも出席していなかったそうです。

大山さんは認知症が進行していく半面、体調はどんどんよくなっているそうです。

それは規則正しい生活のおかげで、最近は食欲旺盛。

定期健診でも、不調はまったく見つからなかったそうです。

砂川啓介さんはこのような事態を想定し、生前に後見人の弁護士さんをお願いしていたといいます。

現在

現在も認知症の闘病中である大山のぶ代さんですが、老人ホームに入所後は快適に暮らしているといいます。

旦那が亡くなってしまった現在、お二人にはお子さんがいないこともあり、晩年を老人ホームで過ごさなくてはいけないということに少々寂しさを感じてしまいます。

こればかりは、旦那である砂川啓介さんも心残りのことでしょう。

ちなみに旦那の代わりに大山のぶ代さんの身辺のお世話は、生前の砂川さんの遺志により、30年以上も付き合いのある女性マネージャーさんが引き継いでいるとのことです。

おしどり夫婦として、長年連れ添ってきた大山のぶ代さんと砂川啓介さん。

妻である大山さんが認知症発症後も、老老介護にもかかわらず、自宅で献身的に支えてられました。

惜しくも、尿管がんのため、砂川さんが先立たれてしまいましたが、その後のケアは信頼できる方に引き継がれているようで、安心されているのではないでしょうか。