名曲『桜』で、一躍有名になったシンガーソングライターの河口恭吾さん。
この曲は数々のアーティストにカバーされ、多くの世代に支持されています。
しかし、桜ソングを歌ったアーティストの中でも、最も”一発屋”のイメージが強い河口恭吾さんの現在とは?
プロフィール
河口恭吾(かわぐちきょうご)1974年10月1日生まれ、男性歌手・シンガーソングライター。
作詞・作曲のクレジットは河口京吾。
栃木県佐野市出身。
佐野市立北中学校、栃木県立足利南高等学校卒業。
所属事務所はミラクル・バス。
2002年4月より1年間、e-radioでDJを務める。
その時にリスナーとのコミュニケーションで作られた『オメガの記憶』がその年の滋賀の高校野球のテーマ曲になり県内で話題を呼ぶ。
そのため、ブレイクした後もしばしば滋賀県を訪れ雑誌の対談やイベント、番組などに出演し、河口恭吾本人も滋賀を栃木につぐ第二の故郷と語っている。
2003年4月に日立マクセル(現・マクセルホールディングス、以下マクセル)系のレコード会社から「桜」をリリースする。
3月~7月まで有線ラジオ放送問い合わせチャートで断トツを記録する。
しかし、レコード会社がなくなり(マクセルが音楽事業から撤退のため、その事業会社であるマクセル・イーキューブを解散)、ワーナーミュージック・ジャパンに移籍。
同年12月10日に『桜』を再リリースし大ブレイクする。
2005年にかねてから河口ではないかと噂されていた、ダイハツ「タントカスタム」CMで尾崎豊の「I LOVE YOU」をカヴァーしていることが判明した。
尾崎豊のプロデューサーだった須藤晃が河口を指名して実現した。
2006年にベストアルバムを発売し日本クラウンへ移籍した。
2007年4月3日に上野公園水上音楽堂で行われたキンモクセイのフリーライヴにゲスト参加し、河口本人の曲「桜」をキンモクセイとデュエット。
約1,000人の観客を驚かせた。
7月には、中孝介のアルバム『ユライ花』に「サヨナラのない恋」を楽曲提供。
8月18日には、大阪・服部緑地野外音楽堂でライヴ「夏を旅する10月の息子」を開催。
Soweluや中孝介ら豪華アーティストがゲスト出演した。
2009年、伊藤一朗のアルバムにボーカルとして参加することが決定した。
2011年6月13日、タレントのセシリアと近日中に婚姻届を提出すると報じられた。
徳永英明との関係
河口恭吾さんの最大のヒット曲といえば、やはり『桜』ですよね。
そんな『桜』がなんと徳永英明さんの『僕のそばに』という曲のサビの部分が、”そっくり”ということで、これはパクリ?という盗作疑惑が出ています。
1993年にリリースされた徳永英明さんの『僕のそばに』ですが、サビの部分が似ていると指摘され、当時疑惑検証サイトまで立ち上がる大騒動になりました。
これに対し河口恭吾さん本人は、もちろん全面否定されています。
確かに、サビはほぼ一緒というぐらいに似ています。
ですが、聴く人によって似ているといえば似ている…というような微妙な判定もあるので一概に、パクリとは言えないようです。
そんな騒動がありましたがその後は、特に著作権的な問題になっていないので、それほど大きな問題ではなかったようです。
河口恭吾さんと徳永英明さんの当人同士での和解もあった?とも言われていてが、実際のところその詳細は不明です。
ちなみに、河口恭吾さんは徳永英明さんのこの曲を知らなかったそうです。
これだけの楽曲がリリースされている以上、多少の似たようなフレーズやメロディーは、ある程度かぶってしまうのは仕方がないのかもしれませんね。
現在
河口恭吾さんは2003年、自分が作詞、作曲した『桜』で大ブレーク。
当時は仕事のオファーが殺到し、まさに桜が満開状態の日々を送っていたそうです。
しかし、それから約12年もの間全く売れず、最新シングルはオリコン圏外、3年間も音楽番組にも呼ばれない状況だったようです。
そんな河口恭吾さんは現在、何をされているのでしょうか?
春は“桜ソング”が大量に売り出される季節、桜にのっかって”一発屋”で終わるアーティストも多いよう。
しかし、大ヒットを飛ばせば、細々と活動を続けることはできるとのこと。
そして、桜ソングを歌ったアーティストの中でも、最も一発屋のイメージが強いのが河口恭吾さんのようです。
そんな河口恭吾さんは現在でも公式ブログを精力的に更新し、新曲をリリースして歌手として活動しているそうです。
しかし、相変わらずテレビやメディアなどで見かけることはほぼありません。
一時期のような派手な活動はなく、現在は地方のバーやカフェを回って小さなライブを開いているようです。
桜がヒットしたことで1600万円ほどの印税を手に入れたそうですが、現在の年収は300万円ほどと言われています。
このようなことからたった一つでも、ヒット曲があることはアーティストにとって強みとなるようですね。
まとめ
河口恭吾さんの代表曲と言える『桜』。
甘く切ない声で歌い上げているフレーズが、印象的な名曲ですよね。
当時、マイナーだった河口恭吾さんが、全国に名を知らしめるきっかけとなったのがこの『桜』でした。
この曲の爆発的ヒットにより、河口恭吾さんは2004年のNHK紅白歌合戦への出場をはたしています。
そんな中、彼の大ヒット曲『桜』が徳永英明さんの『僕のそばに』に似すぎているということで、”パクリ疑惑”が浮上していました。
もちろん河口恭吾さん本人はこの疑惑を完全否定し、当時ネットでも大きな話題となりました。
疑惑検証サイトまで立ち上がる始末で、このサイトのBBSが削除される事態にまで発展しています。
しかし、その後は和解しているようです。
現在の河口恭吾さんは、以前よりメディア露出が減少していますが、精力的に音楽活動をされています。