女優の東風万智子さん、といっても「誰?」と思う人がいるかもしれませんが、真中瞳さんと言えば、わかる人もいるのではないでしょうか。
実は真中瞳さんは改名し、現在は「東風万智子」として女優活動をしています。
東風さんが真中瞳から改名した理由はなんだったのでしょう。
そして現在は東風万智子としてどのような活動をしているのでしょうか。
プロフィール
名前(芸名):東風万智子(こち・まちこ)
旧芸名:真中瞳
職業:女優
生年月日:1979年10月30日
出身地:大阪府
最終学歴:埼玉女子短期大学中退
事務所:クリオネ
東風さんは、鳥取県生まれ、大阪府で育ちます。
そして、真中瞳という名前で1999年伝説のバラエティ番組「進ぬ!電波少年」でデビューします。
番組内で体を張って活躍する東風さん(真中瞳)が「美人なのにすごい」と評判となり、東風さんは一躍お茶の間で有名になります。
電波少年でブレイク
「進ぬ!電波少年」では、放送当時の1999年7月「ハルマゲドン」によって世界が終焉を迎えると噂されていたことを企画テーマとし、東風さんは初対面の男性と有刺鉄線に囲まれた核シェルターで3か月間共同生活をするというものでした。
この体を張ったチャレンジで一躍ブレイクした東風さんは、その後、同番組の企画、世界名作文学シリーズ「80日間世界一周」にも抜擢されます。
この企画は東風さんと中国人タレントのチューヤンさんが、アメリカ・サンフランシスコから東回りで80日以内に東京へ戻って来るというものでした。
旅行中、東風さんは旅費を稼ぐためにホステスをしたり、病気になったチューヤンさんのためにヌードモデルをしたりと、どんなことにでもチャレンジしていく姿が「美人なのに体を張ってすごい」と、人気に拍車をかけたようです。
その後、2000年にはドラマ「編集王」で女優デビューし、4月にはテレビ朝日系の報道番組「ニュースステーション」の金曜スポーツキャスターにも抜擢されます。
この抜擢は、「ニュースステーション」のメインキャスターだった久米宏さんが、「電波少年」での東風さんの活躍を称賛し、出演を依頼したと言われています。
東風さんは、キャスターは2年ほどで辞めてしまいましたが、その後ドラマや映画、舞台などで活動を広げていきます。
しかし、東風さんは、徐々にメディアの露出が減っていき、当時は「干された?」という噂も飛び交ったようです。
その中には「ニュースステーション」の裏番組のドラマを引き受けてしまい、そのせいで干されたのでは?というものや、市川海老蔵さんの彼女だったけど振られてしまったから?などというものもあったようです。
実は、東風さんは以前から「海外で英語を勉強したい」という夢を持っていたそうで、2006年、所属していたワタナベエンターテインメントを辞め、オーストラリアへ語学留学します。
そして1年半ほど留学生活をしました。
留学中はレストランでウエイトレスのアルバイトもしたそうです。
また帰国後は、芸能界へ戻らず、一般人として都内でOL生活などをしていたそうです。
東風万智子に改名した理由
一般人として生活していた東風さんですが、2009年友人から「朗読劇」に出演しないかという誘いを受けます。
そこで、改めて演じる楽しさを感じた東風さんは、同年12月から、芸能活動を再開することになりました。
しかし以前に使用していた「真中瞳」という名前は、前事務所との契約上使用することができなかったようです。
そこで「東風万智子」と改名しました。
この「東風万智子」という名前は、東風さんの本名が「まちこ」なので同じ読みからとったとのこと。
また「東風」は藤原道真が、京の都から太宰府に送られる際に詠んだとされる「東風吹かば匂いをこせよ梅の花 主なるじなしとて春を忘るな」という歌から取ったそうです。
さらに「こちまちこ」は上から読んでも下から読んでも同じ「回文」になっているそうです。
なかなかひねりのある名前ですね。
現在、何してる?
復帰後は、多くのドラマに出演している東風さん。
2010年、「相棒Season8」第18話に出演し、以降、単発のミステリードラマや、昼ドラの主演も務めています。
2019年にはNHKの朝ドラ「まんぷく」にも出演。
大阪のノリのいい明るいおばちゃんといったキャラクターで登場し、大阪弁を披露しました。
東風さんはブログなどを書くことが苦手だそうで、プライベートについてほとんど公開していないようです。
現在の所、熱愛の噂や結婚の話もないようですので、今は仕事一筋なのかもしれません。
デビューから、様々なことに体当たりするチャレンジ精神と、ひたむきさが評価されてきた東風さん。
留学やOLなど、いろいろな経験を経たのちに、女優という道を選んだだけに、今後の活躍が楽しみですね。