丸山茂樹さんをご存知でしょうか。

千葉県ご出身のプロゴルファーです。

日大ゴルフ部で活躍され、アマ時代に37冠し、1992年にプロ入りされました。

マルちゃんの愛称で親しまれ、日本ツアー通算10勝しました。

2000年から米PGAツアーに参戦し、前人未到の3勝をあげられました。

2016年のリオ五輪オリンピックでは、ゴルフ日本代表ヘッドコーチに就任された実績をお持ちです。

プロフィール

職業:プロゴルファー

生年月日: 1969年9月12日

血液型:B型

出身地:千葉県

身長:169cm

プロデビュー:1992年

ゴルフ愛好家の父親、丸山護さんに素質を見いだされ、10歳からゴルフを始めます。

高校ゴルフ界の名門・日本体育大学の付属校である日体荏原高等学校に進学し、日本大学経済学部を卒業します。

日大在学中の1990年、1991年に、日本学生ゴルフ選手権競技で優勝し、1992年にプロ入りしました。

日本ツアー通算10勝は歴代24位タイの記録です。

2000年から2008年までアメリカの「PGAツアー(USPGA)」に本格参戦されます。

2000年2月10日~13日、ツアー参戦3戦目となるPGAツアー第6戦「ビュイック招待」にて2位タイ(同じ2位タイにはタイガー・ウッズもいた)となり、2001年の参戦2年目にはPGAツアー初優勝しました。

その後も好成績を挙げ、日本人選手として初めてPGAツアー3勝を挙げており、国際クラスの選手に成長しました。

ちなみに2000年の全米オープンの予選にて、最も低いスコア記録タイの58を叩き出しています。

その後、シード権を二年連続で喪失したのを機に2009年からは再び日本に活躍の場を戻されました。

2015年には、過去の豊富な海外ツアー経験を買われ、翌年に行われるリオデジャネイロオリンピックのゴルフ競技のヘッドコーチに選ばれています。

当初は男子のみを担当する予定だったが、同年12月の強化委員会で女子も指導することが決まりました。

2016年3月に、日本ゴルフツアー機構相談役に就任されています。

人柄としては、その明るい性格からマルちゃんの愛称で親しまれました。

海外メディアは「Smiley」の愛称で呼ばれ、笑顔と対照的なプレイスタイルの繊細さから「Smiling Assassin(笑顔の暗殺者)」と呼ばれることもあったそうです。

一部では、シゲキックスという愛称もありました。

元光GENJIの諸星和己とは旧知の仲で、(丸山の1歳下であるにも係わらず)諸星さんからはマルと呼ばれているそうです。

身長は169センチと小柄な体格ながら、勝負強いゴルフで知られています。

趣味はスポーツ観戦、ドライブだそうです。

また、尾崎将司、青木功、TUBEの前田亘輝、田中邦衛などのモノマネを始め、テレビ的なギャグのセンスにも冴えているため、オフシーズンにはよくテレビ番組に出演されています。

喋り上手と芸達者さから、本業のテレビタレントを食ってしまうことも度々あります。

引退説が流れた理由

国内ツアー10勝、米ツアーでは3勝を誇り、02年の「全英オープン」、2004年の「全米オープン」では優勝争いを繰り広げるなど、今世紀初頭のゴルフ界を牽引してきたスターですが、米ツアー撤退後は09年に国内ツアー最終戦の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」で優勝を遂げますが、その後は目立った活躍がされていません。

そのためか、引退されたような話をよく聞きますが、引退されていません

というのも、その後、多くの怪我のために満身創痍となっており、実力が発揮できない状態が続いているからです。

近年は左手親指の慢性亜脱臼に悩まされているそうです。

現在の姿

さて、丸山さんの現在の姿ですが、左手の故障を克服すべく取り組んでいるようです。

「普通のグリップは、たぶん一生無理だと思う」と明かした丸山は、一つの決断を下しています。

「年明けから2ヶ月間、アメリカでベースボールグリップでの打ち込みを行う。シニアツアーの参戦を目標に、2年間それでトライしてみようと思っている」とのことです。

左手の親指をグリップに乗せ、右手で包む一般的なグリップでは、長い番手で打ったときの左手親指への負担が大きすぎるのだそうです。

2017年の6月からベースボールグリップでのトレーニングを始めたそうです。

そして、ゴルフを始めたときからベースボールグリップで2017年「ブリヂストンオープン」で優勝を飾った、時松隆光さんから「アドバイスももらっていますよ」と冗談めかして話していますが、その目は復活に向けて真剣そのものです。

「難しい。両手の一体感がなくて全然飛ばないし、今はドライバーで270ヤードいけば嬉しいかな、という感じ。実際はそんなにいっていないですけど」と語っていた丸山さん。

米ツアーに本格参戦した2000年には、ドライビングディスタンスでツアー26位を誇る281.1ヤードを記録したこともあるが、自身初となるベースボールグリップでのプレーに苦戦を強いられているようです。

「ゴルフを一からやるようなものだから、自分の中では厳しい選択だが、それしかない」と、苦渋の決断に表情を引き締めていました。

「悲しい話だけど現実を受け止めて、まったく違う自分を作り上げていくしかない。それでどこまで出来るのかが、運命の分かれ道」

プロ入りから25年、多くのゴルフファンを楽しませてきた丸山茂樹の挑戦はまだまだ続いています。

ここからは、おまけ的な話です。

丸山さん、ご本人ではないですが、周りにもいろいろ注目を集めている方がいらっしゃいます。

ご子息の奨王(ショーン)さんで、ジュニア大会・ウエスタンジュニア選手権で優勝され、アメリカのアマチュアゴルフ界でご活躍されているようです。

また、丸山さんの元キャディーだった杉澤伸章さんが、丸山さんとの米ツアーでの経験を生かしてゴルフ解説者として高い評価を受けているそうです。

丸山さんご自身はもちろん、周りの方々の活躍も期待しています。