「マネーの虎」という番組を皆さんは知っていますか?
人気のあったリアリティ番組なんですが、出演した社長の現在の様子がヤバイと言われています。
今回は「マネーの虎」とはどんな番組だったのか?
そして出演した社長の一覧、そして番組出演後の現在の様子などまとめてご紹介しましょう。
マネーの虎とは
「マネーの虎」は2001年10月から2004年3月まで日本テレビで放送されたリアリティ番組になります。
最初は深夜枠での放送でしたが、2002年には人気があることからゴールデンタイムに移動してますからね。
基本的な内容は、資金が必要な人達が志願して出演し、企業の社長を務める十分な試算をもった「虎」たちにプレゼンテーションを行い、資金を獲得する様子をカメラに収めていました。
話題性は抜群でとても人気がありましたが、マンネリ化により視聴率が低迷し、深夜枠に戻った後、2004年に放送終了しています。
この番組で司会を務めていたのが、俳優として活動している吉田栄作さんでした。
一切表情を変えず、淡々と司会をしている姿が印象的。
志願者のプレゼンテーションが絶望的な状況になると、吉田栄作さんが「ノーマネーでフィニッシュです」と発言し、それでプレゼンテーションが失敗ということでしたね。
お金を支援してもらいたい一般人とマネーの虎と言われる社長達とのせめぎ合いが見どころで面白い番組でした。
またこの番組フォーマットは日本で放送終了した後も公式に海外に輸出され、「Dragon’s Den」のタイトルでイギリスで番組化されたほか、オーストラリア、ニュージーランド、イスラエル、カナダ、オランダ、フィンランドなど世界25カ国でリメイクされ、各国版が制作放送されているということで、人気なのがわかりますよね。
アメリカでは「Shark Tank」のタイトルで番組化されていて、アメリカテレビ芸術科学アカデミーが主催するテレビに関連する様々な業績に与えられるエミー賞のCreative ZiiOArts Emmy Awardsで、リアリティ番組部門の最優秀作品賞を受賞しています。
それだけ番組として面白かったということでしょう。
社長一覧
そんな「マネーの虎」ですが、出演していた社長達のキャラが凄くて面白かったという要素も人気の秘密でした。
独特の社長達は、キャラが立っていてテレビタレントよりもカッコ良く見えたものでした。
そんな社長達をの一部をご紹介しましょう。
・名前:加藤和也
・会社名:株式会社ひばりプロダクション
美空ひばりさんの長男で、音楽プロデューサーでした。
・名前:川原ひろし
・会社名:株式会社なんでんかんでん
ラーメン店経営で、元祖行列の出来るお店として有名でした。
・名前:小林敬
・会社名:株式会社小林事務所
創作料理店を経営し、信念とフロンティアスピリッツを持った人間を支持していました。
・名前:高橋がなり
・会社名:ソフト・オン・デマンド株式会社
アダルトビデオメーカーの社長で鬼才といわれていました。
・名前:堀之内九一郎
・会社名:株式会社生活倉庫
リサイクルショップを経営し、リサイクルの帝王とも言われていました。
・名前:安田久
・会社名:株式会社エイチ・ワイ・ジャパン
飲食会のヌーヴェルヴァーグと言われ、人気もありましたね。
・名前:吉川幸枝
・会社名:株式会社よし川
レストラン経営、歩く百億円、マネーの女神と言われていました。
・名前:岩井良明
・会社:株式会社モノリス
学習塾、予備校などの創業者でした。
他にもいますけど、皆さん個性的で番組を盛り上げていましたね。
その後の現在
さて、それでは「マネーの虎」に出演していた社長達のその後、現在はどうなっているのでしょうか?
もの凄く気になりますよね。
ということで、ご紹介しましょう。
まずは、加藤和也さんですが、事業面では第三者が開業して負債を抱えていた「京都嵐山・美空ひばり座」を買取、再建を図るも2013年5月に負債を計算して廃業させています。
それでも、今でも美空ひばりさんで食べていけるって羨ましいなって思います。
川原ひろしさんは、とんこつラーメン店「なんでんかんでん」を開業し、最盛期には年商5~6億円と言われていましたが、2015年に全てのお店を閉めました。
その後、2018年に東京・高円寺で復活して、今は調理や接客に当たっているようです。
小林敬さんは現在コンサルタント業を行っており、活躍していますね。
2008年にシダックスの執行役員に就任、2009年にはジャパンフードシステムズの社長に就任、その後も転々としていますが、色々やっているのはそれだけ力があるからでしょう。
高橋がなりさんは、テレビ制作会社でテリー伊藤さんと師弟関係を結んだと言われている人物ですが、そのテリー伊藤さんから投資を受けて、ソフト・オン・デマンドを設立し、ヒット作を連発していました。
そんな高橋がなりさんですが、2005年にソフト・オン・デマンド代表取締役を退任し、2007年に国立ファーム有限会社を設立して自らが代表取締役に就任。
現在は「ソフト・オン・デマンド」の相談役のような立場と、国立ファーム有限会社の二足のわらじで忙しい日々を過ごしているようですよ。
最後に堀之内九一郎さんですが、最盛期の年商が102億円もあった「生活倉庫」は2013年5月1日に倒産しています。
ネットオークションなどの個人売買が主流なり、今の時代と合わなくなったのが原因でしょうね。
そんな堀之内さんですが、現在は「鑑定士」として登場し、目利きや評価額などを付けていました。
ということで、みなさん波瀾万丈の人生のようですが、思ったほど失敗はしていない感じですね。
一時代を築いた人って言うのはやっぱり他の人とは違うのかもしれません。
これからも、活躍して欲しいですね。