M-1やキングオブコントで決勝進出を果たし、数々のお笑い賞レースでも賞を獲得してきた実力派お笑いコンビ・モンスターエンジン。
2010年には人気若手お笑い芸人によって構成されたフジテレビ『ピカルの定理』に出演するなど、着実にその知名度は全国へと広がっていましたが、2013年の番組の終了後すっかりとその姿を消してしまいました。
TBS『あらびき団』では神々に扮した神々の遊びコントなどシュールなコントでも人気があったモンスターエンジンですが、一体なぜ消えてしまったのでしょうか。
また現在はどのような生活をしているのでしょうか。
今回はモンスターエンジンが消えた理由、そして現在について迫っていきたいと思います。
プロフィール
モンスターエンジンは吉本興業所属でボケ担当の西森洋一さんとツッコミ担当の大林健二さん2人によるお笑いコンビです。
2007年まで「にのうらご」という名前でトリオを組んでいましたが、メンバーの脱退により西森さんと大林さんの2人になり「モンスターエンジン」に改名をしました。
2人とも大阪府出身でコンビ改名後も大阪でのライブやテレビ出演が中心でしたが、TBS『あらびき団』に出演したことでその名前が全国に広まることになります。
人間のふりをした神々という設定の「神々の遊び」というシュールなコントがウケ、『あらびき団』に頻繁に出演するようになります。
また西森さんは「ゴッドハンド洋一」という左手が異形な男子高校生という設定のコントでもピンで出演をし、着実にその知名度は全国でも高まっていきました。
そして2008年、コンビとなって2年目のM-1グランプリでは初の決勝進出を果たし、翌年2009年のキングオブコントでも決勝進出をするなどその実力が高く評価されるようになりました。
そして2010年、ピースがMCを務めハライチや平成ノブシコブシなどの人気若手芸人を集めたフジテレビ『ピカルの定理』にモンスターエンジンもレギュラー出演を果たし、初の全国番組のレギュラーを務めました。
その後は様々なバラエティ番組でもその姿を見るようになりましたが、2013年に『ピカルの定理』が番組終了となると全国番組での出演が一気に減り、その姿を見る機会はすっかり減ってしまいました。
消えた理由
その実力を高く評価されていたにも関わらずなぜモンスターエンジンは消えてしまったのでしょうか。
そこには出演していた全国番組の終了が大きく関係しているようです。
先述したTBS『あらびき団』は2011年に、そして初の全国番組でレギュラーであった『ピカルの定理』は2013年に終了してしまい、そのチャンスを活かすことができなかったため売れ切れなかったためと言われています。
特に『ピカルの定理』は元々深夜枠で放送を開始し、最終的には平均視聴率9%程度をコンスタントに記録する人気番組でしたが、2013年にゴールデン枠に進出を果たすも平均視聴率が5%台と低迷しゴールデンにいったことで苦戦を強いられます。
日本全国PTA協議会から‘子供に見せたくない番組’に選出されたこともあり、ゴールデンには内容的に不向きだったのかゴールデン進出をして半年で番組は打切りという結果に終わってしまい、完全に番組のゴールデン進出は失敗に終わりました。
結果、モンスターエンジンは全国放送のレギュラーがなくなってしまい、そのチャンスを活かすことが出来ず姿を消してしまったと言われています。
元々実力は評価されていたコンビでしたが、番組の視聴率が低迷してしまいゴールデン進出ですぐに打切りになってしまったため、コンビとしての評価も下がってしまったのかもしれませんね。
番組終了後はぱったりと見ることがなくなり、消えた芸人として語られるようになってしまいました。
ピカルの件で1番の被害者は千鳥だとかよくテレビで言われてるけど、どう考えても1番の被害者はモンスターエンジンだろ。ここ4年テレビで観たこと無えよ。
— 🐙蛸ぽんど🐙 (@22octpusyuta) March 17, 2018
久々にピカル見たら面白すぎるwwwwwモンスターエンジン久々に見たわ
やっぱ深夜番組は深夜番組だから面白いんよね。ゴールデンに行かないで欲しかった。— あやの (@_kiyomizukun) May 27, 2017
現在の生活
それでは現在はどのような生活をしているのでしょうか。
どうやら現在は大阪を拠点に地元番組の出演やライブを行っているようで、またコンビだけでなくピンでもそれぞれ活動をしているようです。
西森さんは自身で実際にしたためている日記を朗読する「日記朗読ライブ」というものを定期的に行なっております。
ただ日記を読むだけではなく、自身で内容に突っ込んだりすることで笑いを生み出すというライブのようです。
西森さんはYoutubeの自身のアカウントでライブの映像を公開しており、こちらよりライブ映像を観ることができます。
かなりウケていることが分かりますね。
また相方の大林さんはなんとクラブDJでデビューをして、芸人だけでなくDJとしても活躍をしているようです。
関西ではサンテレビが放送している『バキバキ☆ビート!!』というクラブミュージックを中心に紹介する音楽番組にもレギュラー出演をしています。
このように全国進出は失敗に終わってしまったモンスターエンジンですが、大阪を拠点に幅広く活動をしているみたいです。
また単独ライブも行なっているようで、完全に芸能界から姿を消してしまったわけではないようです。
【単独ライブ告知】
4月27日
@道頓堀ZAZA HOUSE
「漫才と、トークライブ」
開場18:00 開演18:15
前売り2000円 当日2300円
チケット取り置き承ります。
そこのあなたも、そこのあなたも、お時間作って是非是非。 pic.twitter.com/5Stu1z5ZZO— モンスターエンジン 大林 (@obayashi0406) March 14, 2018
『あらびき団』や『ピカルの定理』出演で人気に火がつくかと思われたモンスターエンジンですが、番組終了とともにその勢いを失い消えてしまったと語られるようになってしまいました。
元々はお笑い賞レースでも数々の賞を獲得しており、M-1やキングオブコントでも決勝に進出する実力派コンビでしたが、上手く波に乗ることができませんでした。
しかし現在も大阪を拠点に活動しており、またその実力が評価されて一気に全国区の芸人になる可能性もあるかもしれません。
再び陽の目を見ることがあるのか、今後のモンスターエンジンに注目ですね。