2014年に膀胱がんが発覚した元プロボクサーの竹原慎二

医師の誤診もあり、判明時にはすでにステージ4の余命1年以内で、その闘病は壮絶なものだったという。

そんな竹原慎二の「ボコボコ相談室」の回答が容赦ないと話題に!

プロフィール

竹原慎二(タケハラ シンジ)元プロボクサー・タレント。

1972年1月25日生まれ、広島県出身。

A型。

中学時代は柔道部に在籍し、団体戦で県大会優勝を経験。

その一方で喧嘩にも明け暮れ、暴走族にも入る不良時代を過ごし、あまりの素行不良から地元では「広島の粗大ゴミ」と呼ばれていた。

中学卒業後、高校に進学せず(地元の高校入試を複数校受験したがいずれも不合格)、就職するも仕事は長続きせず、様々な職業を転々とした。

1988年9月9日にプロボクサーを目指して上京。

1989年5月、『但野正雄戦』でプロデビューを飾る。

1995年、『WBA世界ミドル級』でチャンピオンを獲得。

1996年10月、引退後、タレントに転身。

2000年、バラエティ番組『ガチンコ!』のメイン企画“ファイトクラブ”などで活躍。

2006年1月31日まで大田区池上通りでイタリアンレストラン『カンピオーネ』を経営していた。

同年、Yahoo! JAPAN内のウェブマガジン「月刊チャージャー」に『竹原慎二のボコボコ相談室』の連載を開始。

50-60万アクセスを記録する。

相談室の名に似つかわしくない、極めて辛辣な回答が人気を集める一方で、いじめなどに関して過激な発言もあり、掲示板などで度々物議を醸していた。

「ボコボコ相談室」とは?

2006年に、竹原慎二さんはYahoo! JAPAN内のウェブマガジン「月刊チャージャー」に、『竹原慎二のボコボコ相談室』の連載を開始し、たちまち話題になりました。

それは、元ボクシング世界チャンピオンが悩み事の相談に乗るというもの。

たくさんある相談サイトですがそんな中、このサイトの何が話題になったのでしょうか。

この相談サイトの魅力、それは…竹原慎二さんが相談者を”ボコボコにする”というコンセプトなのです。

普通「相談」と言ったら、悩んでいる人に優しくアドバイスするのが一般的です。

しかし『ボコボコ相談室』は真逆で、竹原慎二さんが甘ったれた相談者を、これでもかというパンチの連打でボッコボコにします。

その言葉のパンチが爽快で、妙に説得力があり、読んでいてとても楽しいと話題になりました。

もはや相談内容とかどうでもよく、竹原慎二さんがいかにボコボコにしてくれるのか、最後にどんな「フィニッシュブロー」(相談の最後には必ず「フィニッシュブロー」と題した決めの一言があります。)を、決めてくれるのかが気になります。

そして、それこそがボコボコ相談室の醍醐味なのです。

現在激やせしてる!?

2013年に膀胱がんが発見された竹原慎二さん。

頻尿が気になって病院に行ったところ、1度目は膀胱炎と診断されたといいます。

しかし、薬を飲んでもよくならず、その後に血尿が出てしまい、違う病院で再検査をしてみると…ステージ4の膀胱がん」で余命1年とも宣告されたそうです。

そんなことから、膀胱がんの影響でかなりの激痩せをしてしまったようです。

そして2016年にがんを克服し、現在は激痩せはしていなく通常の体型に戻っているとのこと。

しかしそこまでになるには、壮絶なものだったようです。

竹原慎二さんは手術に向けて抗がん剤治療を行い、2014年の6月にダビンチというロボット支援を用いた手術を受けています。

手術前に医師からの説明で、膀胱の全摘出と人口膀胱の装着を告げられ、装着を試してみたところ今後ずっと付けていくのは耐えられないと思ったと語っています。

しかし、膀胱の全摘出は避けられないものの、奥さんのおかげで人口膀胱ではなく、自分の小腸を使用する最先端の治療法に挑むことになり、希望が見えてきたそうです。

手術は13時間かかったそうで、出血量が多かったためもあり、術後のICUでの痛さは相当辛いものだったようです。

そんな闘病を経てその後もガンが再発することなく、膀胱がんステージ4から奇跡的に生還しました。

発見が遅れ膀胱は全摘出となってしまったものの、奥さんや友人の助けもあり最終的にいい医師に巡り合え、手術は成功し現在は回復している竹原慎二さん。

そして、人生相談『ボコボコ相談室』では、その名の通り相談者をボッコボコにし、身もふたもない冷たい回答に思えますが、その裏側にある熱い愛情あふれるアドバイスで話題沸騰中です。