死刑はいつ確定?

この事件現場となった障害者施設、「津久井やまゆり園」の元従業員だった事が判明している、植松聖。

話によると明るく、進んで自ら挨拶を行ったりする好青年だったとの話があります。

そんな植松聖でしたが、2016年7月26日「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害され、職員2人を含む26人が負傷した事件を起こしました。

本来、このような事件を起こして死刑以外の処刑はありえません。

しかし、植松聖は現行犯逮捕ではなく自首しているのです。

刑法42条1項では罪を犯した者が捜査機関に発覚知る前に、自首した時はその刑を軽減するというものがあります。

そのことにより、逮捕された元職員の植松聖は、過去の判決を見ると減刑の可能性もあるといいます。

さらに日本の刑法で問題視されている、39条の存在でそれが植松聖に適用される可能性があります。

それは、「心神喪失者の行為は、罰しない。2項心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。」ということです。

犯行自体は短時間のうちに“冷静に”行われているようですので、心神喪失とは考えられませんが心神耗弱の可能性はありますし、これも弁護士は主張し、精神鑑定もされることと思います。

そして、心神耗弱と認定されれば死刑にはなりません。

このようなことから、いつ死刑確定になるのかわかりませんし、無期懲役になる可能性もあるのです。

現在の居場所は?

2018年5月現在、横浜拘置支所に拘置されている植松聖。

現在の様子は取り調べなどから新たな発言をし、話題を呼んでいます。

「今回の事件に関しては、突然のお別れをさせるようになってしまって、遺族の方には心から謝罪したいと思います」と、このように語っていることから、現在も自身が起こした事件に対して、全く反省していない様子がうかがえます。

いまだに犯行前の、歪んだ正義感というものを感じさせます。

そして、植松聖は医者に対して、ヒトラー思想が下りてきたとなどの発言をしているようです。

知的障害者の暗殺と聞いて思い浮かぶのが、ヒトラー率いるドイツの「T4作戦」。

今回の相模原事件と似ている部分があることがわかります。

このように思想は変化していないようですが、容姿は大きく変化したようで、逮捕された時は金色の短髪だった植松聖でしたが、現在は大部分が黒くなった長髪を後ろで束ねており、日焼けしていた肌も白くなっているという。

逮捕当初の報道では、テンションが高そうなイメージでしたが、実際は表情も話し方も穏やかといいます。

戦後”最悪”の殺人事件ともいわれる「相模原障害者施設殺傷事件」。

その犯人の植松聖は、今現在も反省の色も見えず、もはや良いことをやったとすら感じているようにも感じる発言も多く、逮捕当時は不気味な笑顔を浮かべていました。

死刑確定とされるこのような凶悪事件ですが、実際のところわかりません。

今後どのような流れになるのか気になるところです。